12/7~9に川崎市産業振興会館でハイブリッド開催(オンライン併催)されました,日本機械学会 設計工学・システム部門 1DCAE・MBDシンポジウム2022におきまして,岩井くん,鈴木くん,寺本さんが発表しました.今回もご指導賜り,誠にありがとうございました.

なお,本シンポジウムの運営事務局およびオンライン開催のサポートに研究室から木村さん,会場での運営に,寺本さん,岩井くん,鈴木くんのご尽力を頂戴しました.有難うございました.おつかれさまでした.

● 小型軸流ファンの低風量動作で発生する逆流に回転数が与える影響
(岩井猛, 福江高志, 福田哲士, 増田幸男)

● フィンヒートシンクの機能設計に向けた機械学習の応用法の検討
   ー実験計画法を併用した教師データの抽出法の考察-
(鈴木康平, 福江高志, 坂知樹)

● 薄型冷却ジャケット内部の強制対流熱伝達に関する1Dモデリング
(寺本ゆう莉, 福江高志, 瀧澤登, 有本志峰)


また,パネルディスカッション「ボーダーレス1DCAE教育パネルディスカッション」に,寺本さんがパネリストで登壇しました.ご一緒させて頂きました山崎様,大富先生,鈴村様,大西様に篤く御礼申し上げます.

パネルディスカッション – 2 -「ボーダーレス1DCAE教育パネルディスカッション」(以下,敬称略)

● モデレータ:山崎美稀(日立ハイテク)
● パネリスト:大富浩一(Ohtomi Design Lab.),鈴村弘之(SOLIZE:元日野自動車),福江高志(金沢工業大学),
  寺本ゆう莉(金沢工業大学大学院, 学生会員), 大西琢也(大阪電気通信大学大学院, 学生会員)

[趣旨] 21世紀は、先端情報通信技術が発達し、国境にとらわれず、全世界を対象にする競争環境で 絶え間なく技術革新が進む社会である。また、国境を越えるグローバル労働市場では、個人が競争力を備えることが重要であり、専門性を持って変化する新しい環境に正確な判断と、意思決定を下す能力を備えた人が必要である。急変する技術を恐れず、自分と違う文化で生きてきた世界の同僚たちと一緒に協業し、より良い世の中を作るための仕事ができることを目指す人材を育成していくのは、我々の世代の使命である。本パネルディスカッションでは、背景も立場の違うパネリスト達により、教育の本質にかかわるボーダレス1DCAE教育について議論する。


また,福江の方で情報共有セッション「大学における1DCAE・MBD・ものづくり設計関連研究」を企画させて頂きました.ご多用のところ,ご協力賜りました,伊藤先生,中山先生,浦先生,野間口先生,脇谷先生,長沼先生に心から御礼申し上げます.今後とも何卒よろしくお願い申し上げます.

情報共有セッション「大学における1DCAE・MBD・ものづくり設計関連研究」(以下,敬称略)

モデレータ:福江高志 (金沢工業大学)

○「航空推進分野での1DCAE・MBD研究の紹介」伊藤優 (東京大学)
○「リスク分析への1DCAE・MBDの適用研究」中山穣(横浜国立大学)
○「Curiosity Mining」浦正広(金沢工業大学)
○「システムデザインのためのモデリング・方法論・マネジメントについての教育・研究」野間口大 (大阪大学)
○「研究室におけるMBD的思考の育成とスマートMBD構想について」脇谷伸 (広島大学)
○「工学とモデルベース手法の親和性ー設計ツールの変遷ー」長沼要 (金沢工業大学)

[趣旨] 1DCAE・MBDによる本質をとらえた設計を実現する上で,基礎現象の把握を行い適切にモデル化するための基礎研究やモデル化の検討は重要なプロセスである.様々な大学の機械系研究室において,これらの研究が成されているが,これらの研究は各研究者の専門分野の中で,ある対象における研究活動の一部として実施されることが多く,1DCAEやMBDと直接銘打たれることは少ない.そこで,プラント・システム設計や,設計に関連した基礎研究を推進している大学研究者に研究室の関連話題について紹介して頂き,相互の情報共有を図る.