福江研究室は金沢工業大学 工学部 機械工学科 流体工学分野の研究室です.また,高信頼理工学研究センター,医工融合技術研究所に所属しています.機械工学,特に流体工学,伝熱工学(主として強制対流熱伝達),熱流体設計学を専門としています.ものづくり,特に電子機器などのアプリケーションにおいて発生する熱流体現象をメインに取り扱っています.かつ,これらアプリケーションの高度化に必要な新しい熱流体制御の創成に向け,自然界の不思議な流れ現象に着目した基礎研究を行っています.2019年4月に発足し,活動を開始しました.

最近の研究室のトレンドについては,研究室の代表的な業績,報告をピックアップして紹介していますので,そちらもご覧ください.

研究室メンバについてはこちらで紹介しています.

ビジョンと研究領域

「自然界の進化と機能に学ぶ」「スケールシフト学」「1DCAE/デライトものづくり」の3つの研究思想を中核に,ものづくりにおける自在な熱流体現象の設計・制御の実現を目指し,次に示す4つの領域の研究を推進しています.詳しくは、研究テーマにてご参照ください.

◇ バイオミメティクスやネイチャーテクノロジーに
  基づく革新的な熱流体制御技術の創成 (page)
   (Keywords: 脈を打つ流れ, 間欠泉, リブレット構造,etc…)

◇ Mechanoethology (メカノエソロジー) 視点から探る,魚の泳動作と流れ学 (page)
   (Keywords: 魚の泳動作・群形成,MPF (Median-Paired Fin) 法, etc…)

◇ 1DCAE の概念に基づく次世代の魅力品質の創出に向けた熱流体設計法の研究開発 (page)
   (Keywords: 1DCAE,デライト設計,モデルベースデザイン (MBD),
    熱流体抵抗網法,トポロジー最適化,Ashby法,工学教育,etc…)

◇ 電子機器のサーマルマネジメントの高度化に向けた諸研究 (page)
   (Keywords: ファン空冷・ポンプ水冷,P-Q曲線,ヒートシンク,
     温度計測,熱物性評価,2D/3D印刷技術,熱設計標準化,etc…)

ミッション・ステートメント “6C”

研究室が設立された2019年4月に,メンバによって制定されたものです.

(イメージ図は近藤さん作成(2019)).

産学連携

ものづくりにおける熱流体課題に関する産学連携(共同研究・受託研究・技術指導等)について,ぜひご一緒させて頂ければと考えております.研究テーマのほうで実際の取り組みを紹介しておりますが,熱流体工学に関連したものづくり関連課題(特に電子機器・熱流体機器)に関して,各種ソリューション(可視化計測,各種熱流体性能計測,CFD解析,1DCAE/MBD など.実験・解析の両面から,適宜必要な手法を取捨選択させて頂きながら議論・検証します)にて対応させて頂くことができます.ご興味・ご関心などございましたら,コンタクト頂けましたら幸いです(福江,または弊学産学連携局 研究支援推進部までお問い合わせください).