6/20 (金) に,機械工学科「熱力学Ⅱ」の特別講演を実施いたしました.
今年度は,当研究室 PI(福江)の師匠でもある,石塚勝先生(富山県立大学名誉教授・NPO法人 Pacific Center of Thermal-Fluids Engineering (PCTFE) President)にご足労頂き「電子機器の熱設計・対策と研究開発テーマ」と題しご講演頂きました.
熱力学Ⅰ・Ⅱの学びを応用する先としての,スーパーコンピューターに代表される計算機の熱設計問題について,当該研究分野を創成し,切り開いてこられ,また常に国際会議等のご参加やご発表,運営を通じ,世界と向き合ってこられた石塚先生のご研究やご経験を,ユーモアを交えご紹介頂きました.そのうえで,「研究(者)」と「技術(者)」の違いから,真に研究や開発を社会実装するためのキーポイントや,プロジェクトを最後まで実現するために必要な積み上げと,立場の異なるコラボレーターとの共創に向き合うための考え方や,そのための多数のノウハウを伝授いただきました.
これからの Society 5.0 with Carbon Neutral 社会を創り発展させていくために,電子機器の熱設計が変わらず課題になり,より広い領域で積極的な革新が期待されることと,それぞれの領域で,それぞれが実直に,それぞれを諦めずに,課題に向き合っていく,それが技術による社会駆動,そして自己実現のキーになることをご指導いただきました.
石塚先生には大変ご多用の中,本学に足をお運び頂き,聴講生および研究室メンバに大変温かいご指導を賜り,誠にありがとうございました.PI も久しぶりに石塚先生のお話をゆっくりと拝聴でき,大変な元気を頂戴いたしました.今後とも変わらぬご指導のほど,何卒よろしくお願い申し上げます.
